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[コメント] リパルジョン・反撥(1965/英)

これは恐い。追い詰められた袋小路のふくろのねずみになる恐さ。
カフカのすあま

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







そう、彼女はふくろのねずみ。逃げ出すことはできない。 逃げられない理由は簡単。 彼女は自分がつくりあげたものに追われているから。 追っ手を振り切ることは不可能なのだ。

うわ、こわすぎる。

ふとんをめくったら知らない男が寝ていた。鍵をかけたのに、たんすで入り口をふさいだのに、入ってくるのは妄想が生み出した野蛮な男。しかもその都度襲われなければならない。現実には起きていなくても、彼女の中ではそれが真実になってしまう恐さ。

壁はばりばりと音をたてて亀裂を増やし(これは聞こえるという人もいるみたいですね)、ぐにゃぐにゃになった壁からは無数の手が伸びてくる。

極限まで恐怖(というか、不安感)をもりあげてもらいました。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)くたー[*]

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