[コメント] チューブ・テイルズ(1999/英)
映画を見終った人むけのレビューです。
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全9話。月間の文芸雑誌のようなものだと思うので、1、2本、とても気に入った話があればいいと思う。
1−2でワクワクしていたんだけれど、徐々にダレてきたところで、ダニエラ・ナディーニのゲロゲロ。これだけで十分満足しました。あんなクールでハンサムな女優でゲロ。
しかも、彼女をケバブの中にまで入れちゃうし、電車の中は前段階でみんなヘンジン。彼女がいちばん普通でキレイ。なのにゲロ。
文句たれるばかりで何がしたいのか言わない、黒人のボクの彼女のウェールズ人のねえちゃん。たくさんいるんだよ、こういう不機嫌女。そんな女ともつきあっていられるような親切なにいちゃんだからこそ、ゲロ吐きねえちゃんにチップスの容器を差し出したりするわけで、そんなものもらったらおねえさん、ついついそこに吐いちゃう。
で、おもむろにスーパーの袋を持っていたことを思い出して、そうだ、このゲロを袋に入れよう、と思いつくあたりに、やはり一度は経験したものでないと語れないストーリー性を感じる。すでに車両内ゲロまみれなわけだから、まったく無意味な一連の行動。素晴らしい。
したら、そんなときにかぎって能天気な着メロのケイタイが鳴ったりするわけで、やたら滑る両手でケイタイをまさぐると(油モノを食べた後はよく滑る)、気持ちはすっかり外の世界に移動しているわけで。
でも、地下鉄の電車で乗り合わせた人にもう一度会うことはないから大丈夫。
第二話の、おねえちゃんにそそられてしまったオヤジには、涙流して喜んだ。サッチャーさんの顔を思い浮かべたり、タイヘンなんですね。
しかし、ばあちゃんの杖攻撃とは…。
この2本(2−6)を作った人たちの、4本立てくらいのオムニバスがみたい。
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