第１作は、ハンディカメラで実際現実に起こったかのような演出を行う事で、ノンフィクション性を高めた。そうしたことで魔女伝説というフィクションをノンフィクションであるかのように見せていた。 あくまで、この現実という世界の中でのできごとであるかのように。 一方第２作では、１作であったような演出がなくなり、普通の映画になった。 いうなら、それは映画の世界のできごとになった。 映画という世界の中で、ノンフィクションをフィクションとして捉えようとする人々がノンフィクション（魔女）に出会う。 第１作では、それがあたかもこの現実に存在してるかのように見せていたのと比べ、第２作では、これは映画の世界のできごとですよ、という前提を踏まえた上で、それは存在している、という見せ方をする。 つまり、それは魔女伝説はウソです。という自らのメッセージを含んでいるのではないか。そういう意味で、第２作は魔女伝説の終焉表しているのかもしれない。