[コメント] 「可否道」より なんじゃもんじゃ(1963/日)
コメディにしたかったのか、それともヒロインの心理を追った切ないドラマにしたかったのか。はたまた「変わってゆく時代」そのものをフィルムにおさめたかったのか。
個々で凝ってはいるものの場面によって演出の仕方に落差があり、全体的なイメージとなると散漫でさえある。
とはいえキャスティングは抜群で、特にアンナ役の加賀まり子とモエ子をリアルに演じきった森光子が素晴らしい。はまり役という言葉は、まさにこういうときにこそ使うのだろう。
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