正直、タランティーノがこれまでどういう映画を撮ってきた人間なのかを全く知らずに見てしまった。だから、ここのコメントを読んで、みなさんが色んな「記号」を見事に読み解いていることにひたすら感心し、また悔しくもありました。

そんなタランティーノ素人な私の感想は‥‥やはりバイオレンスの描写に終始びびりまくりでした。私、血とか痛そうなシーンとか苦手なので。もちろん、この映画の感想はそれだけではありません。

この映画は賛否両論があるだろう、とメディアがかねてから報じてきました。まさに私の内部にその「賛否」が繰り広げられている、というのが現在の感想です。★1つをつけて、けちょんけちょんにけなすとしても、★5つ付けて絶賛するとしても、書き得る文章がたくさん浮かんできます。(それは私の5段階評価の定義が未だ定まらないからとも言えますが。)

だから、だから今は何も書かずにおこうと思う。いつか追記として、或いは書き直しをして自分なりの評価を見つけるかもしれないし、このままのコメントを残すかもしれない。それは分からないけれども。

ただ、この映画が私に色んな後味を残したことは確かです。そう、少なくとも「どうでもいい」映画ではなかった。そういう意味では、やはりタランティーノは鬼才と呼ばれるだけの名監督なのでしょう。好き・嫌いは別にして。