よく描けてる部分もあると思ったし、 作品のメッセージ性なども悪くない。

正にいま、青春期の子が見た方がクルことは確かだとは思うけど。

ひとつひとつのエピソードがまず、くだらなすぎ、幼稚すぎ、 なため、大人には心にスッっとは入って来にくい。 よくよく考えれば、「でも子供の頃ってこんなもんだったよなぁ」とか 思ったりできるんだけど、 以上の理由で映画を見て、理解して、心に響くのに ワンテンポ遅れるせいで、作品そのものにはのめりこみにくく、 大人には退屈な作品になってしまうんだと思う。

見終わってからの方が、考えさせられる部分も結構あるって 思ったけれど、 この程度のメッセージ性だったら わざわざ本作を選ばなくとも他にもあるわけだし、 見ながらも退屈感を感じていたことは確かだから、 やっぱり3点はあげれないな、と。

後半つながってくる部分はよくできているし、 一方の子の態度も納得できた。 その部分と、その３についてのエピソードが本作の救いでしょう。