ドラマチックなエピソードがあるわけでも無いので何かがあるのでは？と、期待して観ていると拍子抜けする。が、気楽に観てるとなんかノスタルジックな気持ちが広がり子供時代を思い出す作品。個人的にはBGMの選曲が気にいった。『スタンド・バイ・ミー』で少年達がコーデッツの「Lollipop」で戯けてみせたのに対し、アンサー的に彼女たちはジャクソン・ファイブに合わせ爽快に自転車漕いでくれてます。しかしかなりエキセントリックな状況のトムボーイ的今回の役柄をもってしてもリッチのプロフィールにおいてはオーソドックスな部類に入るから畏れ入る。ギャビー・ホフマンは本作くらいの少女期の方が聡明な感じが出て雰囲気がある。これ以降凡庸になっていってしまう。ソーラ・バーチは素直に背伸びせず演じていて旨い。中でもアシュレイ・A・ムーアは緻密な演技を披露、ふだん抜けているのに川でのリッチとのやり取りは決めて見せ、ハイライト。←感動した。大人勢ではメラニー・グリフィスが着飾りまくって存在感を発揮し楽しませてくれる。少女たちをboysと呼ぶ怪しいジェニン・ギャラファロも良い。デヴォン・サワも出てたりする。