コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] だれもがクジラを愛してる。(2012/米=英)

色々な背景をもった色々な者達が、それぞれ自分たちの思惑で動いた結果の・・・というとこがいい。「古き良きアメリカ精神」を現代にもってきたという意味で素晴らしい。
YO--CHAN

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「局の傲慢な同僚をを見返してやる」というアナウンサー、売名の実業家、そして米ソ融和をPRしたい旧ソ連・・・特に強力な司令官がいる訳でもなく、みんなの思惑(エゴ)と、ちょっとした善意が重なって素晴らしい結果を生んだ、というお話。(個人的には、氷溶かしマシーンを持参する二人組が気に入ってる)

そういう点が、例えば『グース』と違うところだ(あの作品の父さんはどこか本音を押し隠しているとこがあった)。

この作品はどこか安心できる、「みんながめいめいゴチャゴチャやってれば、結局はうまい方向に行きました」という、本当の意味での幸せな結末(クジラだけではなく全員にとって)だと思う。

P.S.  余談だけど、あんな小さな穴の連続で、ちゃんと意図を察して移動するクジラには驚いた。これって実話らしい。別にアメリカ様の肩をもつわけじゃないけど、本当にクジラは人間並の知性があるのではと思ってしまう。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。