余談レベルだけど印象に残っているところがある。

あれだけ判ってくれない大人達の中にも、「私も１０年間待っていた」という大人が一人位はいる事が嬉しい。ラストとのお見送りの場に、極めて控えめに参加していたりする（『未知との遭遇』でも似た演出が）。

あれは、「そんな大人ばかりじゃないよ」というアメリカならではのメッセージと思いたい。あの「例外な大人」は、我々大人になってしまった観客の代表でもあるのだから、とも思いたい。

Ｐ．Ｓ． 　などと言いつつも５点という気分になれないのは、日米の子供の扱いの違いにあるのかもしれない。（あとビジネス化がやりすぎじゃなかったか？今でもＥＴのテーマ曲のサビの部分を聞くと、いろんなＣＭや商品が浮かんでくるよー）

　子供の自由、信頼が日本に比べて余りに大きいと思う。（ドラえもん等で判る通り、小学生以上の子供は「宿題！」で半分軟禁という場合も多い。宿題やればいいんだが・・・）。ハロウィンなんて、やっとＵＳＪががんばって認知させた位で・・・本作は「子供の生活」の描写が実に細かいだけに、そこが少し違い日本人には入りにくいかもしれない。

　興行的には「和製ＥＴ」のチャンスが残った訳で・・・『REX 恐竜物語』も計算ずくの産物だったのか！？