あえて熱血なケレン味を捨てて、笑いやペーソスで逆説的に権力・体制批判をしたかったのでしょうか。

しかし、終盤、笑いを捨ててささやかな感動でまとめたところに半端な胆の据わり方を感じてしまう。

終盤で子役が成長して交代しちゃったのも違和感あった。ストーリー上仕方ないのだろうけど、あのガキあってこその親子だったんだけどね。ソン・ガンホは相変わらず楽しませてくれました。画面に彼がいるだけで満足です。