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[コメント] サハラに舞う羽根(2002/米=英)

まわりでバッタバッタと死んでるのにキミ達だけドラマチックに盛り上げられても困る。
ざいあす

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







どんなに苦労して悲惨な目に会おうと、金持ち英国人たちの侵略戦争という前提は揺るがない。その中で了見の狭い自己チューな若者が偽善的に葛藤し、闘い、傷ついていく。

主人公の、愛と友情の間で揺れ動く葛藤が中途半端なままだったのでなおさら嫌味に思えた。戦闘場面では例によってのスローモーション乱用とメロメロ音楽流しっぱなし。 親友を守ろうとしている間にもまわりでたくさんの人間が死んでいるんです。その命の重さの不均衡があまりにも平然と既成事実化されているので、見ていて不愉快だった。

カッコいいのはジャイモン・ハンスゥだけ。

戦闘場面で刀振り回しているのに、手足が切断されるようなリアル描写が無かった。最近のはものすごいリアルなやつが多いので、なんかきれい事のようだ。視力を失うぐらいじゃ甘いよなんて残酷悪趣味がエスカレートしている自分に驚く。

(評価:★2)

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