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[コメント] アレゲニーの反乱(1939/米)

私が視たのはオリジナル版ですので粗筋はよく解りました。
死ぬまでシネマ

頭の固い英国軍人は商人の悪巧みを認めず開拓民たちを敵視し続ける。それに対しジョン=ウェインたち開拓民は一見粗野のようでいて飽くまで筋を通しつつ真実を証明する、という物語ですが、若いウェインが格好いいだけに、矢張り歴史の真実を知る私たちにとってはかなり「痛い」物語ではあります。

俺たち開拓民の正義、開拓精神…、と謳っていますが、所詮は大英帝国の拡張主義と清教徒移民から始まった移植であり、同じ野望を持つフランスとの覇権・領土争いに過ぎなかった。そこで描かれる先住民・異文化の扱いは酷いものです。元々彼らが暮らしていた土地だというのに…。

余りにも大きな欠落を、当時は誰も顧みる事はなかったでしょうが、21世紀の今日、同じ過ちを私たちはしてはならないでしょう。…

(評価:★3)

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