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[コメント] 靖国・地霊・天皇(2014/日)

劣情の受容、止め処ない魂の堕落、醜悪。☆3.5点。
死ぬまでシネマ

公式siteやDVDパッケージにある3氏の推薦文。

「靖国の底の底が覗き見えた映画だった。− 田原総一朗

「観ながらドキドキする。この危険な映画を観ている自分にドキドキする。観終えて思う。確信する。でもそれは僕の思い。きっとあなたにはあなたの思いが生まれるはず。これはそんな映画なのだ。− 森 達也

「今まで知らなかった靖国が立ち現れてくる。鬼気迫る映画だ。地霊と共に、大浦監督の底力を感じた。「ここまでやるのか、監督は」と、恐怖した。− 鈴木邦夫

− なんだコレは。何も語ってない。この下らんコメントしか掲載出来ないのは映画の所為ではない、寧ろ靖国、ひいては元凶たる日本人の醜悪の問題である。

     ◆     ◆     ◆

止め処ない自己肯定詰まりは自己批判の欠如、母集団への埋没、他者(外部)への不寛容。これを劣情と呼ぼう。自らの醜悪を憎まず、恥じず、寧ろ徹底的に愛おしむ開き直り。これは勿論弱さの顕れであり防衛本能だ。

1997年頃、「どうして他人を殺してはいけないんですか」と高校生が質問して世間の衝撃を呼んだが、勿論殺せる、刺せる、犯せるのだ。問題は「それを、しない」という事だろう。

相手は何を信じているのか聴かない。自分と仲間を守る論理への盲信を恥じない。恥じよ、まず恥じよ。天から見ればゴミだ、言うなればそれが俺の宗教だ。

     ◆     ◆     ◆

どこまで自覚するか、自分でどこに一歩踏み出すかなのだ。(映画の芸術パートは全然解らなかった)

(評価:★3)

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