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[コメント] ターコイズの空の下で(2020/日=モンゴル=仏)

柳楽優弥がモンゴルで感じた事をその儘記録してゆく、というスタイルと取った様で、結局彼のプロモーション映像みたいになっている。☆3.3点。
死ぬまでシネマ

冒頭からタケシという人間に全くリアリティが感じられず(日本人が誤解される!)、麿 赤兒含めモンゴル以外のパートは壊滅的な印象。モンゴルに行ってからの彼の描写も、役者柳楽優弥の反応を記録しているだけで、物語になってない。

麿 赤兒は「私が70年前にモンゴルに残してきた娘を…」と言っていたが、この映画いつのハナシだ。会長は何歳なんだよ、何歳で子供作っちゃったのよ。その回想(強制労働)シーンも、何とも「違うな」という印象を受けた。

これら含め全体の評価は★2.3点、と言いたい所だが、モンゴルの大地と人々には充分な魅力があったから、+0.5+0.5点で☆3.3点とする。

     ◆     ◆     ◆

今はもう違うだろうが、私らの子供の頃迄は「現在のモンゴルの首都ウランバートルは、大部分は日本人(抑留者の強制労働)が作った」と言われていた。

シベリア抑留では、約57万人超の日本兵と一部の民間人の内、5万8千人が死亡したと伝わる(別研究では死者30万人超とも)。 モンゴルには約1万4千人が抑留され、内2千人弱が亡くなったという。シベリアからの帰国には最長11年(1956年帰国)も掛かったが、モンゴルでの抑留は1947年10月までの2年間だったという。

(評価:★3)

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