[コメント] シャンハイ・ナイト(2003/米=英=チェコ)
映画ファン、ジャッキーファンならこれも許容範囲。映画館で十分堪能できる作品だったと思います。
義和団や皇帝、英国と女王など細かい歴史的な不一致はともかく、ジャッキーの映画であれば喝采できる作品でした。中国からアメリカ、そして今回はイギリスにまで進出したジョン・ウェインの大活躍が楽しかった。
ジャッキーは確かに衰えているかもしれないけど、この監督は随所に小説家や映画ファンをうならせるテーストをちりばめる。シャーロック・ホームズやらコナン・ドイルが登場するところまでは理解できたが、まさかチャップリンを登場させるとはなかなかの強者。そして映画創世記、活動写真の始まりにあわせてジャッキーの痕跡がジョン・ウェインへとつながるラストの味などは、長年映画を見ている者にとってはたまらないオシャレである。
今回は敵役も豪勢だった。この船上の戦いではファンなら有無を言わせない、背筋の寒くなるような真剣さだ。ジャッキーのマゾヒスティックな戦いぶりには今もって驚かされる。
ハリウッドというところは裾野が広い。
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