[コメント] ニュースの天才(2003/米=カナダ)
ペンの力とそれを維持することの恐怖。真実がどこにあるのかを見極める難しさを理解できる。我々は文字に書かれたものを過信しすぎる傾向があるようだ。このサイトにしても同じ。自分自身に対する恐怖だ。
ユニークなのは、この話の実在する主人公がそのままインタビューに応じて、当時の心境を語るほか、そのことを暴露することで、別の名声を得ているという点がアメリカらしい。
日本での類似行為は、完全に黙殺され、きっと多分二度と復権などあるまい。
映画としての面白みには欠けるが、ノンフィクション映画として楽しむことができる。
ヘイデン・クリステンセンを主役にもってきた点もユニークだ。彼はスターウォーズ クローンの攻撃に大抜擢され、アナキン役を獲得し、次に撮影するシスの復讐との間にこの映画に参加している。
それはまるで、この映画の主人公が知らぬ間にダース・ベイダーに変わり果ててゆく姿を投影するものである。
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