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[コメント] 波止場(1954/米)

若きマーロン・ブランドがずたずたになりながら戦う姿はカッコ良すぎるぜ!
chokobo

時代背景を想像すると、労働者階級を中心とする映画を製作することが実に際どい頃である。ハリウッドの赤狩りはこの頃ピークをやや過ぎていたわけだがカザンが裏切り行為で共産主義者でないことを証明するらめに友人の名前を公表した2年後に本作は公開されている。

話は確かに面白い。そして当時実際の労働者をエキストラとして登場させるなど臨場感たっぷり。当時フランク・シナトラを予定していた主役もマーロン・ブランドに変更。これは製作のサム・スピーゲルが強く希望したことらしい。

これがフランク・シナトラだったらどうなっていただろう。このラストのこの過激なシーン、そしてその活力、さらに凶暴なキャラクターが生かされていただろうか。

(評価:★4)

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