[コメント] 少林少女(2008/日)
本広克行監督はパクリの天才!
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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要するに『スター・ウォーズ』なのである。 ダースベイダーとオビ・ワンがルークをめぐって対立する図式そのもの。
でも本広監督のこの姿勢は『踊る大捜査線』における趣と変わらない。黒沢明監督の『天国と地獄』や、『羊たちの沈黙』がそうだ。そんな映画も悪くないと思う。
『少林サッカー』をだぶらせるラクロスというスポーツもそうだし、次々と敵と戦いボスまで進むゲーム感覚は『死亡遊戯』を想像させる。また、最後に中村トオルと対戦するまでに送り込まれる使者との戦いは『キル・ビル』そのものだ。
”少林”というツールが生かされていることは言うまでもないことだが、チャウ・シンチーワールドをそのままこの映画にシフトしている点も魅力的だ。
しかし、この映画は柴咲コウさんがいなければなしえない映画だ。彼女のこの映画に対する取り組みそのものがドラマだと思う。
最後のバトルシーンでは涙が出てくるほど感動した。
それは(もしかしたら)水の中で記憶を取り戻す『千と千尋の神隠し』なのかもしれない。
そのことを思ううちに、記憶の中で色々な映画についての思いがこみあげてきて涙してしまった。
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