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[コメント] ドラゴン・キングダム(2008/米)

うちのママが二人のファンで、「どうしても」ということで5点!
chokobo

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







まずはじめに、私この映画の監督のロビ・ミンコフの作品を全部見ています。ちょっと驚きでした。全く意識していませんでしたが、『ライオン・キング』から始まって、前作『ホーンテッド・マンション』まで、全部です。すごいことだと思いました。 なかなか同一の監督の作品を全部見るというケースは少ないと思うのですが、なかなかの快挙。

でも何といってもこの作品はジャッキー・チェンジェット・リーですね。この二人の共演も凄いことですが、二人がカンフーで対決したり、協力して敵をやっつけたり、若い弟子を育てたり、そんなことってあり得ない世界ですね。

ジェット・リーは本番の少林寺を幼いころから学び、その技は中国で一番となりました。それは即ち、人を殺すことすらできる本当に少林寺の技ですね。もちろん少林寺は人を殺すための術ではありません。しかしそれほどまでに凄い技と術を持つ、本場の少林寺がハリウッドで再現されました。

ジャッキー・チェンの技は、少林寺をもっと身近で楽しい、映画的な世界に持ち込んだことで評価されるべきでしょう。『酔拳』から始まるその歴史はブルース・リーから継承される香港映画の素晴らしい伝統で、すでにハリウッドでも高く評価されていますね。

そしてこの二人が同じ映画で共演するとは・・・これほど歴史的で素晴らしい組み合わせは二度とあり得ないことかもしれません。

話の筋はともかく、ジェット・リーが少林寺の僧侶として、ジャッキー・チェンが酔拳の使い手として、前半で瞬きすることも惜しいような凄い対決をしてくれます。このシーンを見ることだけで、この映画の価値としては十分なんですね。

歴史的映画となりました。

それから、この映画に華やかさを添えるリウ・イーフェイもきれいな方ですね。カンフーの型もできているしスタイルもいいし、とても印象的でした。

(評価:★5)

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