[コメント] ジャージの二人(2008/日)
うまい!
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
かつて大島渚監督の後年の作品がキャスティングの勝利だとコメントしたことがありますが、中村義洋監督も堺雅人さんを上手に使いながら、この映画でもキャスティングでヒットしていますね。
うまいなー。
DVDで鑑賞したんですが、きっと彼の映画は映画館で観るべき映画なんだと思うんですね。そしてその映画館の中でこの映画を見ながら、劇場のあちこちでクスクス笑う声が耳に伝わるようでした。
映画ってやはり見せるものですから、見た者が好感を持つ必要がありますよね。
この映画は大変好感が持てる映画でした。
それは、ここに出てくる不思議な親子関係やひび割れている夫婦関係など、普通であればもう接触することのないような関係が寛容に映画の中で交わります。
この映画では血のつながりの濃い薄いを超えて、人間関係の希薄さを表現しながら、どこか逃げられない関係を面白おかしく表現していますね。
ジャージにこだわるシーンとか、携帯電話がつながらない閉鎖的な世界であるとか、そのすべてが愛らしく示されていますね。
とても楽しく拝見しました。
2010/01/01(自宅)
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