[コメント] フレンジー(1972/米)
ロンドン→ハリウッド→ロンドン。愉快なロンドン、ロンドーン、ロンドン。
晩年のヒッチコックの演出手法は、各シーン毎にディレクターズチェアに座ってジーッとして「カット」とか言って帰る…の連続で現場では何も言わなかったみたいですね。でもそれでもこういう抜群に切れのある映画がしかも晩年に撮影できるなんていうのはなかなか想像を絶しますよね。凄いなあ。
ヒッチコックはオシャレなんですね。シニカルでユニーク。世間や社会を斜めに見ている感じがします。『ダイヤルMを廻せ』とかこの映画とかは、所詮同じ系列の映画なんですが、古くから無実の罪というかいわれのない罪をかぶせられてひたすら逃げる、逃走するという映画を沢山作っていますよね。
毎年年末年始に必ずヒッチコックがテレビで放映されますが、確かに何度見ても新しい発見がありますよね。
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