[コメント] ホーホケキョ・となりの山田くん(1999/日)
映画的な世界をまるで排除した凄いニヒルな作品。背景もなにもかも「手抜き」としか思えないこの作品を誰が評価しますか。だから私は評価する。ジブリ史上始まって以来の愚作。見事だ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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我が家は全員この映画が大好きです。
また最近DVDを借りてきて何度も見ています。
うちのママが「もし誰かの結婚式に招待されたらミヤコ蝶々さんの言葉をそのまま紹介しよう」などと申しております。
前半と後半で少しだけイメージの違うお話になっていますね。
最後に家族で「ケ・セラ・セラ」を歌いながら見える光景は特に感動的です。
そして”ののちゃん”の担任の藤原先生が”適当”と黒板に文字を示しますね。
この冒頭にミヤコ蝶々さんがおっしゃっていた言葉です。
平凡な家族も先生も「適当」という言葉で繋がっています。だからこの映画に安心できるんですね。
今、どんな時でも「適当」が許されない。いわゆる”新自由主義”の妄想に取りつかれて、誰もが疲弊しています。
そんなときに見る映画だから、なおさら胸が熱くなってしまいます。
2009/02/17
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