[コメント] エニイ・ギブン・サンデー(1999/米)
相変わらずベトナム戦争を意識しているような気がしました。アル・パチーノはほれぼれするね。
アメリカ人に日曜日与えてくれるオリジナルなスポーツと喜び、その内幕と現実、いずれも目的がベトナム戦争に起因していることを物語っていて面白い。オリバー・ストーンの映像には必ず戦争が見え隠れする。
そう、この映画も戦争映画である。戦争とは勝つための戦いである。それに理屈などない。とにかく勝つ。チームワークとか何だとかは、この主人公にとっては手段でしかない。勝つための仕事そしてそれを評価してくれるチームへと渡り歩く。簡単なことだ。
ただベトナム戦争では敗れた。アメリカが唯一敗れた戦争なのだ。どんな戦いにも勝者と敗者があって、このスポーツでは限られた時間の中の緊迫感が襲ってくる。しかしそれも、ただそれだけ。
映像や表現は常に淡々としてる。見事だと思う。
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