最近ＴＵＴＡＹＡでこの類の小作で面白い映画を復刻しているんですが、これもなかなか面白かったですね。

サスペンスタッチ。

テレビでは『刑事コロンボ』シリーズが放映されて大ヒットした年。

ベトナムからアメリカが撤退した年。

『ノストラダムスの大予言』がヒットした年。

大きな戦争が終わって、あたかも平和が訪れたような気分の中、世界ではハイジャックやテロなどが横行し、その平和気分に水をさすような不思議な時代です。そして世紀末への予言など・・・

そんな不穏な時代のこういう舞台劇チックな作品て、どうしても時代の趨勢で評価が低い。

『スケアクロウ』とか『セルピコ』のように、時代そのものを混沌に陥れるような映画が評価された時代ですね。

この映画はとても作品としては地味ですがよく構成されていて見ごたえ十分。

最後のどんでん返しもなかなかよくできていますね。

原作がいいんでしょうね。

自分の妻を殺された夫ジェームズ・コバーンが、復讐を兼ねて船上でゲームを始める、というとても違和感のある始まりでげっそりしてしまう感じがしますが、それなりに品のある作品だったと思います。

それにしてもラクエル・ウェルチさんはきれいですねー

私この方が出てくると自然と興奮してしまいます。

ナイスなプロポーションもご披露いただいて、大満足でした。

2010/10/30　自宅