[コメント] ある朝スウプは(2004/日)
究極の悲劇は喜劇に転形する、というが、本作品、特に廣末哲万の演技と佇まいは、そこから更に一歩、抜きん抜けている。全く笑えない、笑う気のしない、愛の不毛の物語だ。「こんな風じゃ無かった過去」に一切目を向けない、逃げ込んでしまわない、作者の姿勢に、峻厳な真摯さを感じた。
(町田)
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