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[コメント] 大江戸五人男(1951/日)

「播州皿屋敷」誕生秘話。 悪に徹しきらないワル旗本退屈男。 阪妻と右太衛門の“世紀のバトル”を期待していた身としては、なんとも消化不良の展開。
AONI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







だいたい五人男とは誰と誰を意味するのだろうか? 旗本退屈男には、もっと暴虐無人に大暴れして欲しかった。とことん事態を悪化させる自己中な若侍高橋貞二がムカつく。最後に泣いたって遅いんだよバーカ!

松竹映画ということもあり、市川右太衛門の役柄をはじめ東映時代劇では考えられない配役。一番驚いたのは、阪妻の弟分を演じていた名悪役進藤英太郎。この人が善良な役を演じているのを観たのは本作が初めて(その後、結構観ましたが)。

50年代の作品にしては、画質と音声が悪いのが少し気になったが、歌舞伎調の台詞回しや流れるようなモンタージュが粋でカッコ良い。これで、阪東と右太衛門のチャンバラ対決が見れたらなぁ・・・。

(評価:★3)

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