Ｇ；我慢しようにも、

Ｔ；耐えられない。

Ｏ；お粗末過ぎる。

何が悪いのか、つまるところ、テレビ版で感じたカタルシス（型破り教師鬼塚と生徒、他の教師とが信頼で結ばれること）を得るには２時間弱の話では収まりきらないということに尽きます。鬼塚は、教師でありながら人間的魅力で生徒と向き合おうとしている。それに反発する生徒もいる。同僚の教師は戸惑う。だからある程度のエピソードは必要なんです。

さらに、ドラマではあんなにいい調子で掛け合い漫才をやっていた冬月先生の代わりに出てきた藤原紀香のヘンなテンションの高さには殺意さえ覚えました。

ただ…田中麗奈はエロいと思います。それは天性のものだと思います。それが彼女に不思議な存在感に繋がっているのだと思います。等身大ということばがぴたりと当てはまり、演技なのか地なのか判然としない、そこが魅力に繋がっていると思います。しかし、まだ今はそこにいることの存在感であって、色々な役を積極的に演じることで幅が広がり、撮る人しだいによって別の一面が出てくると思います。今後も楽しみな存在です。