[コメント] 座頭市関所破り(1964/日)
碁盤や独楽といった肉厚木工品を駆使し、大胆かつケレン味たっぷりに描かれる市(勝新太郎)の剣さばきの豪快さに心踊り、善と悪というシンプルな枠組みすら失い、人生の敗残を生きる酔いどれ爺伊井友三郎の卑しくも悲しい存在感に心打たれる。
(ぽんしゅう)
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