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[コメント] 下女(1960/韓国)

冒頭の綾取りの不穏さ。階段落ちの執拗さ。洗練にはほど遠い歪さで終始鳴り続けるピアノ。理屈ではなく心情で綴られたサスペンス。キム・ギヨンには思想性など微塵もない。あるのは常道を超えて暴走する表現パッションだ。それはときに観客の苦笑さえ誘う。
(★4 ぽんしゅう)

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