社会と折り合えず苦しむ人たちが少なからずいることは理解できますし、そのことを責めるように"弱さ"だ"逃げ"だと揶揄したり否定したりするつもりも毛頭ありません。確かに彼らは「優しすぎる」のかもしれません。それを言葉で語ってしまうのは私は違うと思います。私のような凡人にどう訴えれば、彼らの苦悩が伝わるのかと、映画作家はそれぞれ、もっと映画と格闘しているのではないでしょうか。

予告編を観て敬遠しようと思っていましたが、『町田君の世界』の細田佳央太、『いとみち』の駒井蓮、『麻希のいる世界』の新谷ゆづみ、『佐々木、イン、マイマイン』の細川岳、『カメラを止めるな！』 の真魚。『神田川のふたり』の上大迫祐希とそれぞれの作品で印象深かった若手の俳優さんが出ていたので観に行きました。その意味でもちょっと残念でした。