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[コメント] 片目のジャック(1961/米)

海辺の西部劇という特異な設定が、状況のドン詰まり感と共に再生への希望という独特の空気を醸し出す。かつてのならず者が、したり顔でマイノリティまでをも支配する偽善への復讐は、映画製作当時の60年代体制へのマーロン・ブランド監督の抵抗そのもの。
ぽんしゅう

と、言ってしまうと、解釈があまりにも政治的に過ぎるだろうか。

しかし、この作品の底に流れるアンチジョン・フォード性が、後のマーロン・ブランドの政治的あるいは思想的な言動を考えると、そんな深読みをさせてしまう。

(評価:★4)

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