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[コメント] 殺しの烙印(1967/日)

てか笑ってもいいの?どうなの?当時は真剣だったの?私はどうすれば…?
づん

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







短大生の頃、たまたま行った梅田ガーデンシネマにこの映画のフライヤーが置いてあって、あまりにオサレだったので持って帰ってきた覚えがあります。当時全然古い邦画に興味がなかったんですが、あまりにスタイリッシュなフライヤーだったので持って帰りました。もちろんそれが鈴木清順の作品だとも知らなかったし、当時は別に知りたいという欲求もなかったんですけど。

それから10年以上が経ち、昔の邦画に超ハマり、ビデオ屋の鈴木清順コーナーでそのフライヤーと同じDVDジャケットを見つけ、びっくりして借りてきました。そして観ました。

ま・・・まさかこんな映画だったなんて…!

二度びっくり。

なんとなくインディペンデント?カルト?っぽい雰囲気なんですが、全体的にすごく滑稽!あまりに想像していた作品と違っていたので、本当面食らいました。

とりあえず何もかもが取ってつけたようにわざとらしい。ナンバー1との共同生活もアホくさすぎて笑えるし、奥さんのあえぎ声だって「え!?」ってくらいオーバーアクションだし、ご飯の炊ける匂いフェチとかも要るか?この設定って感じだし、宍戸錠のほっぺすらなんかわざとらしくて笑える。調べてみたら『肉体の門』の時にはすでにシリコンが入ってたみたいだけど、なぜかその時よりもわざとらしさが際立っていて、すごく変。てかおかしい。そもそも髪の毛がサラサラすぎるのも笑えちゃうんですけど…!『肉体の門』の時はあんなにもかっこよかったのになんでこうなっちゃうの?宍戸錠!って感じなんですけど。

でも真理アンヌという女性はなんともオリエンタル臭漂う美女で、あんな顔私は大好き。野川由美子といい、この監督の女の趣味は私の女の趣味と非常に近いと思いました。

しかし本当に不可解。この作品に関わった人誰でもいいんで、是非解説をお願いします!と言いたい。でも面白い(変わった)監督さんだなーと思いました。非常に個性的でもっと観てみたい、もっと知りたいっていう欲望に駆られます。

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08.05.01 記

(評価:★3)

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