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[コメント] 戦国自衛隊1549(2005/日)

キャンティングは五つ星。中身は一つ星。邦画なんてモノに期待する方が間違いなのだがとりあえず反町隆史主演で日本テレビ系にてOAされた「戦国自衛隊 関ヶ原の戦い」の方が素晴らしい。2時間枠の前後編で約4時間という事で人間ドラマに余裕がある。大御所の脇役が松方弘樹津川雅彦というのも面白い。まるでドラマ版の宣伝になってしまったがそれだけ今回の映画版は最悪だと言う事だ。
HILO

過去にタイムスリップすると言う事は歴史を多少なりとも変えるという事。

最低でも現地人と接触すれば絶対に過去は変わるという大前提は常識とするべし。

バック・トゥ・ザ・フューチャー』の大ヒットはタイムスリップの基本がしっかりしていて、 ドク博士が現地人との接触を異様なくらいに否定した事にある (勿論それは無数にある理由の一つだが)。

ドラえもん』のタイムマシンだって未来では未来人とのコミュニケーションがあるが、 過去に関しては太古迄遡る事でタイム・パラドックスの矛盾を感じさせない努力をしてる。

もう一つ。

自衛隊vs戦国武将という設定だが、 歴史が変わったという設定にしてる時点に既に支離滅裂となり、 近代自衛隊vs古代自衛隊というタイムスリップを無視した設定となっている。

結論を言えば、 今の日本映画界には過去を超えるリメイクを作る技術はないだろう。

とはいえハリウッドに自衛隊は無理がある。

となればサスペンス小説のベストセラー作家松岡圭祐にプロデュースしてもらうしかない。

(評価:★1)

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