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[コメント] アマロ神父の罪(2002/メキシコ)

この感じは、アレそっくり。
ユリノキマリ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







昼のメロドラマ。「第1回放送日に永遠が見える」のパターン(夜に普通にやっているドラマは滅多に見ないのでわかんないけど)。

バスに乗ってどこかへ向かう男と、恋人からのキスをはぐらかす女がバラバラに出てきただけで、「ああ、いずれあの男とこの女がデキるわけね」と思う。

男が聖職者とわかった途端、女と何かあって(まあわかりやすいところでは妊娠)もめるなあとわかった。

めでたしめでたしとは行かないと思ったけど、あの後味の悪さったらない。

「私に任せときな」と余裕ぶっこいてたババァが、走り去る車に向かって「私も乗せておくれよー」と絶叫するような些細?なシーンまで含め、みんなして本能のままに生きてますねぇというノリは、物堅くストイックな聖職者が主役の映画とは信じがたい。

気の毒な身の上の娘を利用して密会場所を確保しようなんざ、その性悪ぶりにはヘドが出る。

自分の信念を曲げず、破門されても、今度は農民として生きていこうと誓う神父はかっこよかった。多分誰もがそう思うだろうけど、何だかんだでこの人が一番聖職者然としてた。一農民となった後でも、「神父さん」なんてあだ名で親しまれるんだろうな。

個人的事情だけど、空いた10分〜30分ぐらいずつ継ぎ接ぎしながら見たので、「私の2時間を返せ!」とも言いづらい。

(評価:★2)

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