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[コメント] 純喫茶磯辺(2008/日)

「こんな動機で見たのに、楽しませてもらってありがとう」としか、今は言えない。(レビューには、「日本語なのに何言ってんだかわからん」系のオタ話しかありません)
ユリノキマリ

仲里依紗 演じる娘の友達2人のうち、「キャラが立っていないほう」を演じていたのは、子役出身で現在は主に声優業をこなしている悠木碧。小さな体を落ち着きなく揺らし、時々遠慮がちに聞こえてくる声は、「ゆとりちゃん(「ゆとりちゃん」)」であり、「九鳳院紫(「紅」)」であり、「ビクトリカ(「GOSICK」)」であり、そして「まどか(魔法少女まどか☆マギカ)」だった。それだけでアニオタ・声オタの私たち母娘にとっては「ごっつぁんです」だったのに、そんなネタ拾い的に見た者たちにも、この映画は脱力系コメディとして十分魅力的でした。

ところで、純喫茶「磯辺」って、無理やり英訳すれば、「シーサイド」でもある。となると、悠木が落ち着いた声で、巨乳眼鏡秀才おとぼけ美少女メイド・辰野俊子を演じたアニメ「それでも町は廻っている」を思い出さずにいられない。宮迫博之がメイド服を着て老婆風の演技始めたらどうしようかと本気で思ってしまった。吉本新喜劇じゃあるまいし。

(評価:★4)

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