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[コメント] ジェロニモ(1993/米)

カリスマ・ネイティブと、それに接する合衆国軍を描いた作品。共に嘘偽りのない姿を感じた。
スパルタのキツネ

ウェス・スチューディは、『ダンス・ウィズ・ウルブス』や『ラスト・オブ・モヒカン』では、闘いに理由などないといわんばかりに、極めて戦闘的で無慈悲なネイティブを演じていたが、本作では思慮と誇りのある勇敢なカリスマ・ネイティブだった。ウェス自身、チェロキー族の本物のネイティブなのだが、今までの作品では最も自然だったと思う。

また、対する合衆国軍の中で、とりわけロバート・デュヴァルは、礼節を持ってネイティブに対するジーン・ハックマンとは対照的に、内面とは裏腹に反ネイティブの基本スタンスを貫いていたのが印象的。ある意味好感が持てる。また、年若い将校を演じたマット・デイモンも錚錚たる早々たるメンバーに引けを取らない好演だった。

(評価:★4)

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