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[コメント] 評決のとき(1996/米)

恐ろしいほどに人種差別を正当化している映画です。映画を観た方はレビューを見てください。
ホロホロ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







娘がレイプされました。犯人が許せません。だから犯人を殺しました。で、無罪。無罪!?

質問です。レイプ犯は皆、殺してもいいのですか?許せない人がいたとき、その人を殺してもいいのですか?Noですよね。そのために法があり裁判があり罰則があるんですよね。何の先入観もなしに考えればそれが当たり前です。 ところがこの映画では、レイプされた女の子の父親が復讐殺人をした場合、黒人だったら死刑、白人だったら無罪な訳です。もっと単純に言うと、「黒人が白人を殺したら死刑だけど、白人が黒人を殺しても無罪」ってことですよ。

恐ろしいほどに人種差別を正当化している映画です。この辺りを考えずに「面白い」と思った人は、弁護士ジェイク同様、気付かぬうちに人種差別をしている可能性があるのではないでしょうか。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)りゅうじん[*]

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