[コメント] パンダ・コパンダ 雨ふりサーカスの巻(1973/日)
ここにジブリのお約束とルーツがあります。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
(1)普通洪水と来れば泥水だけど、これには透明感があります。水面下からみた洪水の描写は、コナンにおける”水中の浮遊感”と、その後の宮崎作品の魅力とも言える”空を飛ぶ浮遊感”のルーツです。
(2)小学生と言えども、親無しで生きていける逞しさがあります。毒がない純粋無垢さ、独立心、勇気など今の大人顔負けのプラス思考のキャラクターは、この後の作品のベースになっています。
(3)パパンダの胸に、ミミ子、コパンダ、トラちゃんがしがみつくのは言うまでもなく、大きく口を開けて叫ぶのも『となりのトトロ』のルーツですね。
(4)動物(今回は親のトラ)にほっぺをぺろ〜んとされるのも、『風の谷のナウシカ』『ルパン三世・カリオストロの城』で同様のシーンがありましたね。
てな具合で、思わずニヤッとさせてくれるシーンが満載。
・・・おっとコメントを書いている最中に、子供からもう一回観たいとのリクエスト。はいはい、2回でも100回でも観せて上げますよ。どうやら、あのテーマソングには麻薬のような魔力が有るみたいです。
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