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[コメント] 呪怨2(2003/日)

我々の住む世界は三次元ではなく、四次元だ!
アルシュ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







私たちの住む世界は三次元だと言われている。一次元は線であり、二次元は面、三次元は立方体である。確かに宇宙という立方体の中に住んでいるわけだから三次元と言いたいのは解る。

だが、その立方体が時間の流れの中で存在するのだから、時間がある我々の世界は四次元と言えるのではないだろうか?

この呪怨シリーズは、この時間をうまく使っている。本作では、ディレクターの圭介が朋香(新山千春)からの電話を受けると、後から朋香が電話する場面が登場する。女子高生の千春が俊男君を見て倒れる場面も後で生きてくるし、また、その千春が幽霊屋敷から出たがる場面が、未来の姿として、京子(酒井法子)の目に映る。極めつけは、謎の物音が自分たちが首を吊った際に壁にぶつかる音だったとは・・・。このアイデアだけで本作に十分満足した。

伽椰子や俊雄くんは、四次元を超越して五次元の世界に生きて居るかのようだ。

(評価:★4)

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