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[コメント] 理想の恋人.com(2005/米)

いい感じに力の抜けた、佳作。言い換えると、街の洋食屋さんの定食の味わい。付け合わせの野菜が、またいい味出してます!
ぐるぐる

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







気張らずに、フツウのテンションの普段着で、美味しくいただいて腹八分目、で3.5点。

と言っても、脚本や演出がそつなく上手いというわけじゃなく、むしろ、適度にアラがあるところでかえって落ち着けるような居心地の良さがある。要するに、役者がいいってことなんだろう。

ジョン・キューザックは必ずしも好調とも思えないが、そのゆるさがまたこの作品には妙に合ってるし、クリストファー・プラマーという大俳優にしてこの押し付けがましさのなさ(威厳のなさ?)がタマリません。そもそも、これはいわゆるロマコメとは違って、一種の群像劇なのかもしれない。

それにしても、前作の『トスカーナの休日』といい、あのダイアン・レインがこんな味の出せる役者になるとは思ってもみなかった、という個人的な感慨で+0.5点!?

しかし、こういうデート文化って憧れなのかもしれないけど、ついに日本人には馴染めないという気もしますな。所詮、こちとら馴れ合い文化、なのかな?

ところで、ボートは結局どうなったんだろう?

(評価:★4)

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