[コメント] 湖畔のひと月(1995/英=米)
ヴァネッサ・レッドグレイヴは、やはり舞台の人なんだと思う。身体全体での躍動するような表現は比類が無い。しかし、そう感じるにつけ、この監督がアップを多用することに馴染めなくなってくる。
**ネタバレ注意**
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要するに、演技と演出がちぐはぐな感じがする。総じて、役者の芝居は大振りな感情表現の舞台的なものであるのに、映像表現はアップを多用したパースペクティヴに欠けるもので、最後まで違和感が残った。
大佐役のエドワード・フォックスにあまり魅力が無いという意見も分るが、その年齢や地位にもかかわらず我がままで純真で子どものようなところのあるキャラクターを巧みに演じているとは思う。しかし、撮影当時同じ57歳だったというのに、ヴァネッサ・レッドグレイヴよりもずっと年上に見える。
しかし、ユマ・サーマンもひときわ身体に恵まれた女優であるし、それがヴァネッサ・レッドグレイヴと一緒の画面に並ぶのだから、これはもう眼福と言うほかない。点数は、ほとんどこの二人の魅力、そしてコモ湖の美しい景観に尽きる。
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