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[コメント] 妖女ゴーゴン(1964/英)

おどろおどろしさと格好良さ、アニメーションの駆使と、ハマー映画の教科書的作品だが、これは結構好み。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 ギリシア神話のゴーゴン伝説をベースに、テレンス=フィッシャー監督、クリストファー=リーピーター=カッシングと言うハマープロ最強トリオで作り上げた作品。

 本作では、モンスターが女性であるので、大概モンスター役を演じるリーがヒーロー役を演じてるのも特徴となってる。格好良いじゃないか。これ又珍しく(でもないか?)悪人を演じるカッシングの存在感も際だつ。二人とも格好良かった。

 ゴーゴン本体はあんまり登場しないけど、登場の演出は凄く良かったし、シェリーの綺麗さとメゲーラの対比も良し。

 くだらん雑学だが、ゴーゴンとは3姉妹で、ギリシア神話のペルセウスによって殺されたのがメデューサ(彼女だけが不死でなかったため、鏡の盾を持って近づいたペルセウスが殺す事が出来た。その血から天馬ペガサスが生まれ出、首は後に盾に付けられ、アテナが所有する事になる)。それ以外の姉妹の名前はステンノー、エウリュアレー。劇中で語られたメゲーラとはどこから持ってきたのか、不明。

(評価:★3)

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