[コメント] オールウェイズ(1989/米)
一種の偏見ですが、ハリウッド製の作品で天使が出てくる作品の大半はクズ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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そりゃいくつかは面白いのもあるけど、大体は碌でもないものに仕上がってしまう。天使という超自然の存在の使い方が上手くいかず、物語がもの凄く陳腐になってしまうものばかり。
で、スピルバーグが作った本作も、やっぱりそのジンクスからは逃れられず。そりゃ本作はヘップバーンの遺作でもあるし、しっかりコントラストが付いた天国や飛行機の描写はとても良いものなのだが、肝心の物語でやっていることは、ちょっとしたスリルが付いたロマコメ。実際の話スピルバーグには向かないタイプの話だし、物語も都合良く進みすぎる大甘な作品に仕上がってしまった。考えてみると、スピルバーグが明確にロマコメやったのは本作が唯一なのではないかな?
先の『世にも不思議なアメージング・ストーリー』のスピルバーグパートを観ても分かるが、スピルバーグはかなり飛行機に対する思いが強いらしく、その意味では観るべき部分はあるるのだが、肝心の物語が全然合わないので、正直げんなり。
もう少しメリハリが付いていればそれなりに観られるのだけど。キャラもドレイファスが無理してぶっ飛んでることが見え見えなので、観ていて痛々しいのがネックになり、素直に楽しめないで終わってしまった。
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