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[コメント] 超人ロック(1984/日)

私の劇場鑑賞では特異な地位にある作品です。要するに、劇場で唯一まともに観なかった作品という。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 折角金出して映画館に入って、映画を観ないと言う行為は勿体ないので普通私はやらない。どんなに精神的に来る奴でも、くだらない奴でも、とりあえず最後までは(寝ないで)観るようにしてる。

 やったことがあるのは記憶にある限りではたった一回。それが実は本作だった。だから負の意味で私にとっては記念的な作品だ。

 当時私のよく行った映画館は普通で2本併映。時として3本併映が当たり前。実は本作を観たのは、『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』を観に行って、その併映で上映されていたから。そもそも『うる星やつら2』は最初から『すかんぴんウォーク』と併映だったので、結局3本の連続上映となってしまった。

 最初に観たのが『うる星やつら2』。これは私の生涯にわたる最高の衝撃作品だけに、受け取った精神的ダメージは半端じゃなく、一本で最早疲れ切った。しかも、これだけの作品を一回で済ますのはあまりに勿体ない。もう一回観よう!と思ってしまったため、疲れ切った脳味噌で『すかんぴんウォーク』と本作を観ることになってしまった。それでも何とか『すかんぴんウォーク』は観たものの、頭がずきずきして、もうこれはあかん。しばらく休みたい。と思って実は半分以上本作は観てなかったりする…そもそもこの物語のフローは漫画の方で知っていたし、原作のナイスミドルなおっさんのヤマキがあんな若くなった時点で、イメージが崩れてしまってたし(しかしなんでヤマキの自室にはアントニオ猪木のポスターなんて飾ってあるんだ?)。最初のちょっと観て、後はラストだけ観ればいい。と思ってしまったから。

 …だから本当言えば私にはこの作品について語る資格はない。ただ、少なくとも最初と最後は全部幻滅だったし、どれだけ疲れていても「観たい!」と思わせる演出もなかった。それだけ。

(評価:★1)

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