手塚治虫のライフワークと呼ばれる『火の鳥』は現在に至るも時折映像化されているが、オリジナルストーリーは本作が唯一（だと思う）。脚本に手塚治虫自身も招いたと言うことで話題にはなったのだが、多分手塚自身は原案に近かったんじゃ無かろうか？事実本作はほとんど過去の漫画化された『火の鳥』からいくつかの部分を抜き取って、それにアクション部分を付け足しただけになってしまった。お陰で大変バランスが悪いし、脚本もかなりいい加減。一体手塚は何を考えてこんなのの脚本を書いたんだろう？

　本人がやってるから良いにせよ、「黎明編」「宇宙編」「未来編」「復活編」をごっちゃにした物語の展開は一体何を考えてたんだろう？つーか、アニメはこの程度の脚本で良いだろう。と放り込んだんじゃ無かろうか？