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[コメント] 刑事コロンボ 悪の温室(1972/米)

画期的要素を色々加えてましたが、それらがみんなマイナスになってませんか?
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 『失われた週末』(1945)でオスカーを取ったミランドが犯人役。更にコロンボを面食らわせる新米刑事の登場や、物語途中で殺人事件が起こったりと、これまでにない演出が多々なされているのが特徴の話。しかし、それが成功したか?と言うと、全く逆。コロンボの個性が全然出ておらず、気が付いたら終わりになって、コロンボがズバリ核心を突いて終わってしまう。過程があんまりにもばらけすぎていて、いつの間にか終わってしまった。と言う感じ。ミランドも今ひとつ悪人っぽくないままだったし、科学的捜査を主張して自腹で様々な機器を買い込む新米刑事に忠告も何もせず、ただぼーっと突っ立ってるコロンボも、なんかやる気なさそうな感じでしかない。

 そう言えば新人のウィルソン刑事には山田康夫が声を当てていたが、同じ声でも『ダーティハリー』(1971)のハリー=キャラハンとは又全然別物。声の巧さかな?

(評価:★2)

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