[コメント] 愛は霧のかなたに(1988/米)
こんな役はハリウッドでもウィーヴァー以外には出来ないと思います。その点だけは納得いく話。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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確かにこんな役はウィーヴァー以外には出来ないと思う。何せガタイが良くて強面。それでヒロインとして成立する存在なんて、ハリウッド史を通してもほとんどいない。そんな特異なキャラをフルに活かした適役だった。
その点は確かで、はまり役だったのは間違いはないのだが、ただ、ちょっと気負いすぎたか、ウィーヴァーの演技に力が入りすぎてる感じがあり。気合いたっぷりでピリピリした演技のため、観てる側が落ち着かない気持ちにさせられてしまう。
それと物語の起伏が少ないので、映画としての完成度があまり高くないのも難点。全般的に緊張感がある割に退屈な作品になってしまった。
ただ、クライマックスシーンであるゴリラの群れの中にウィーヴァーが入っていくシーンは圧巻。よく飼い慣らされたゴリラだなあ。と観ている時は思ったけど、実は大半は造形によるものだとか。言うまでもないが、こんな造形をする人は、異様に猿の造形に血道を上げるリック・ベイカー以外にはいない。本作はベイカーの真骨頂でもある。
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