[コメント] ルナ・パパ(1999/日=独=オーストリア)
現実の乗り物が運ぶ夢は、一瞬の夢と悪夢だけ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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どことなくシュールな話の展開と、 荒涼とした背景、古い因習に支配された風土が ふわり夢を見ながらもひしひしとした現実を見れてしまう。
最後は、結局は非現実的な夢を見るしか自分の身の軽さを感じる事が出来ないと言う事、 迫害と差別する人に対しての何らかの希望を持つ事は無意味で、 幸せになる為にはそれら全てを捨てるしか無いと言う事なのだろうか?
それはとても哀しい、とても希望が無い事だと思う。
でも、もう1回、序盤に彼女が黄金色の空の下、 車の上を美しい表情で舞っていた彼女の舞を見たいと思うのなら、コレは仕方が無い結末なのかも知れないとも納得してしまう。
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