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[コメント] 卒業の朝(2002/米)

最初は「おぼっちゃん学校の青春記」ぐらいに思っていた。そうしたら、とにかく、どんどん思っていたのと違う方向へ物語は進む。そして、涙が出そうになった。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ベルを演じたエミールはがんばってました。彼一人で「場の空気」を変える大きな存在感。

ケビン・クラインはさすが。特に老いてからの役には目を見張るものがあった。あと、「順位を入れ替える」ところの心情と、その後の挫折。「私は教師だ」という彼の奥の「ひとりの人間」としての心が、見るものの心まで揺さぶる。

自分も思い出してみると、「先生」には恵まれていたほうかもしれない。でも私には、こんな分かち合う記憶を共有できる恩師や同級生が、今となってはいないのが、とても悔しい。

しかし、邦題も、原題も、ピンとこないな。せめて『エンペラーズ・クラス』でしょ。

(評価:★5)

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