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[コメント] オペラ座の怪人(2004/米=英)

カルロッタがミニー・ドライバーだったので、性悪というより、「親近感あるドジ女」に感じた。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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思ったよりも面白かった。思った以上に全編歌いまくっていた。ただクリスティーナとカルロッタが、個人的なイメージと違っていた。あとは、もっと「舞台」を見せて欲しかった。

ひとつ気になったのが、クリスティーナが舞台に立っている最中に、ファントムの正体を探ろうとした男を殺して、舞台の上に落としたこと。クリスティーナを愛し、何よりも舞台を愛した男が、それをぶち壊すことをするのか?

わたしの「オペラ座」初体験はTV。十年ぐらい前のお正月にTV放映された、イギリスのTV局製作のドラマ。主演のファントムはチャールズ・ダンス、劇場主がバート・ランカスター(渋かった)。おそらく製作されたのは、もっと前かもしれない。これの中ではファントムはもっと色っぽく、クリスティーナは可憐で(やっぱり金髪じゃないと)、カルロッタは性悪で、劇場主がなによりも渋くて(今回のマダムも渋かった)、「劇」が「歌」が素晴らしかった。(ラウルは何だかそっくり)。

ひとつ疑問が。「オペラ座の怪人」の象徴といえば、なんといっても「シャンデリア」。このシャンデリアは、本来「どこに落ちるのか?」・・・。舞台に立つカルロッタの頭上に落とされるものとばかり思っていたが(「金田一少年の事件簿」では、2度もコレをモチーフにして殺人事件が起きてるのに)。前述のTVドラマでも、やや錯乱したファントムが、舞台上にシャンデリアを落として大騒ぎにして、舞台の上からクリスティーナを連れ去っていた。カルロッタの頭には、なぜかネズミをたくさんぶちまけた。今回も「ただ落ちただけ」。「それを見所にしたくない!」ということなのかもしれないが、ある意味「お約束」なわけだし、巌流島の決闘で小次郎がサヤを捨てないようなもの?

(評価:★4)

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